『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

幸せのおすそ分け

わたしは,幸せな教師です。
今日,卒業文集の個人原稿についての話し合いを行いました。
個人情報もあるので,くわしくは書けませんが,児童が書いた文集のプランを読みながら,「このクラスが子供達にとって「登校する価値のある場所」であることを感じました。
完璧ではないと思います。わたしもまだまだ力不足で,もっと努力は必要です。けれど,毎日8時間近い時間を過ごす教室という場所が,子供達の成長に役立っていると断言しても許されると思います。
少なくとも「居ればいるほど悪くなる」ような教室ではないと自負しています。


けれど,そういう学級を作れる教師になるには,少なからず時間がかかりました。
今の授業や学級経営だって,反省の日々です。
半年前の授業と今の授業を比べると,変更したところがたくさんあります。
1年前の授業は,書くという軸は変わっていませんが,枝葉は別物です。
3年前の授業は,今とは完全に別物です。
5年前の授業は,反省ばかり。
10年前の授業は,恥ずかしくて思い出したくもありません。
初任者の頃は,授業になっていませんでした。
ダメダメだったわたしも,多くの人との出会いによって,少しずつ幸せな教師になることができました。


さて,そうなると,これからが悩みです。
ここ1〜2年くらい考えていることがあります。
わたしは,学級の「今,この時」をそれなりに良い状態にすることはできるようになってきたと思います。例えば,ワークテストも,Q-Uテストも,NRTも,まあ良い結果を出せるようになってきました。で,これからのわたしは,その点数をさらに上げることに注力するべきだとは思えないのです。「今,この時」の点数や満足度を上げていくことだけでは,あまり楽しいとは感じません。


これからやりたいことは二つです。
一つは,今の学級の幸せを,卒業後も続くようにしていくこと。
もう一つは,自分のクラスを超えて,幸せをもっと広められるようにしていくこと。
これがなかなか難しい。形に出来ずにいます。特に二つ目が難しい。イメージとしては,「幸せのおすそわけ」。口で言うのは簡単なんですけどね。
40歳に向けて,頑張っていかなくちゃいけないと思っています。