『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

宮城県で働く小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。2月に単著発売予定「流動型『学び合い』の授業作り」発売

点数とレポート

わたしが『学び合い』を始めて間もなく丸4年となります。
この4年間で,安定して『学び合い』を続けていくコツがなんとな〜く掴めてきました。
コツを掴んで,安定して続いていく『学び合い』を「持続向上型」と名付け,逆に不安定なものを「助け合い型」と名付けたのが,半年くらい前かなあと記憶しています。(もうちょっと前かな?)


なぜ,助け合い型の『学び合い』が不安定になるのかというと,子供達は,仲が悪くても仲の良い振りができるからです。助け合っているふり,教え合っているふりをしていても,教師にはそれを見破ることはできません。そういった姿の一部分なら見付けることは可能でしょう。でも,学級の全員は無理です。もしかしたら,子供自身だって,本当に助けあっているのか,ふりなのか分からないかもしれません。だから,評価できません。評価できなければ崩れます。


一方,問題が解けるようになったふりは見破ることができます。実際に解かせてみれば良いのですから。


とうわけで,わたしは児童に対してテストの点数を求めます。
テストの点数を求めるだけじゃ面白くない,という人の気持ちも分かります。テストの点数を取らせるために仕事をしているんじゃない,という人もいるかもしれません。わたしだってそうです。テストが大切だから,点数を求めるのではありません。
点数自体に価値があるのではなく,「点数を取る」という課題を達成することが,チームとしての完成度を上げることや,より多くの人と関係性を結ぶことができる人間に成長することに繋がると自信を持って言えるから,点数を求めているのです。
点数を求めることは,『学び合い』を安定させるテクニックとして普遍性があると思います。(でも,絶対的ではないですよ。)


さらに,昨年度から「レポート」を書く活動を取り入れて,授業が安定しました。
「分かったことを書きまとめなさい」という課題は,点数とはまた違った面でチームとしての完成度を上げたり,関係性を結べるようにさせたりすることに繋がると実感しています。また,山のようなレポートをビシバシ読んでチェックしながら,教師としての喜びに浸れます。
加えて,わたしの心の中にちょっぴり残っている「点数だけじゃ,つまらないよ」という欲求が,レポートによって満たされるのも感じます。だから,授業が安定してきたのでしょう。教師の「気持ち」って授業にめちゃくちゃ影響しますからね。(もちろん,人によっては,レポートなんてどうでも良いよ,という気持ちの人もいるでしょうけれど)


テストの点数とレポート。
これがちゃんと融合したから,わたしは安定して授業ができているんだなあ。