『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

繰り返し、積み重ねる

決意表明は十分に行ったので、実際の授業について、もう少し具体的に書いていきます。


授業を行っていく上で、みなさんはどんなことを大切にしていますか。
人それぞれ違うとは思うのですが、わたしが授業をデザインする上で、大切にしていることについて、ちょっと書きたいと思います。


結論から書いてしまうと、それは「繰り返す」ということです。
例えば、インタラクティブ・カリキュラムでは、「書く」ということを繰り返します。国語の時間に学んだ「書き方」を、社会や算数や体育の保健や図工の鑑賞で繰り返し学習する。ただそれだけのことです。
それだけなのですが、単純だからこそ、
「今、できなくても、次がある。」
という安心感を持って、子供達は学ぶことができます。


どんなに素晴らしい学習でも、一発勝負ではなかなか身に付きません。その時に分かったつもりでも、多くの児童はだんだんと記憶が薄らいでいきます。早い子だと、その日の放課後には忘れていますよね。
「本当に理解できれば、忘れない。」
「児童が忘れてしまうのは、教師の教え方が悪いからだ。」
と言う人がいるかもしれません。でも、本当なのでしょうか。わたしには信じられません。
「聞いただけのことは忘れてしまうけれど、人に説明したことは忘れないんだよ。」
と言うことも聞いたことがあるような気もします。でも、本当でしょうか。
わたしなんて、自分で書いたブログを読み返して、
「ああ、こんなこと書いたのか!」
なんてことは頻繁にありますよ。


わたしは、雪をイメージしています。
頑張って勉強すれば、学力という雪は積もっていきます。
が、時とともに段々と溶けていってしまいます。
なかなか溶けない子もいるでしょう。直ぐに溶けてしまう子もいるでしょう。
完全に溶けてしまうと、また積もらせるのは大変です。
溶けきる前にまた勉強し、積み重ねていくことが大切なのです。
この話は、数年前に坂内さんが「降り積もる学び」という表現をされていて、「ああ!同じことを考えている!」と嬉しくなったのをよく覚えています。


でも、繰り返すと言っても、ただ同じ勉強を繰り返していては、子供達は飽きます。そして、子供同様、教師も飽きます。で、学びがルーズになるんだと思います。
そこで、わたしが気を付けていることは


1.長期的な目標の提示
2.課題のレベルアップ
3.自己効力感を高める


の3つです。



…続きは、どこかで!