『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

学級経営と授業の融合

昨日は授業の話のさわりを書いたので、今日は、学級経営の話(のさわり)を書きたいと思います。


若いころ、「授業と学級経営は車の両輪だ」と先輩の先生に教わりました。
しかし、頭では分かっても、それを体現することがなかなか出来ずにいました。『学び合い』を知ることで、自分なりに、授業と学級経営を結びつけて回せるようになってきたと思います。


私が学級経営をする上で最も大切にしているのは、「大丈夫。みんなは出来るよ」という思いです。
「誉めて育てる」という言葉がありますが、それとはちょっと違います。誉める、というのは過去や現在に対する評価です。
そうではなく、わたしは学級集団が「ここまでは伸びるだろうな」「これはできるようになるだろうな」という「未来」の見通しを持って、子供達の前に立つようにしています。もしかするとそれは「ここまでは伸ばす」「これはできるようにする」という教師としての決意なのかもしれません。でも、そんなに気負ってもいないのですけれど。
しかも、「ここまで」のレベルは、子供達が思っているよりも遙かに高いレベルです。なので、去年も、今年も、卒業文集には、
「先生が、最初、○○と言った時には、『え!無理だよ』と思いました。」
という作文がたっくさんあります。で、
「やってみたら、出来た。」
という変化が起きるのです。


学級経営を行う上で、「子供達が思いもしないことを『ここまで成長できるから、やってみ?』と平然と求め、そして、笑顔で『大丈夫、大丈夫』と励まし、『ね、できたでしょう?もっとやってみよう!』と言えること」が、わたしが大切にし、日々、心がけていることです。


そして、それを可能にするのは何だろうと考えていたら、


1.長期的な目標の提示
2.課題のレベルアップ
3.自己効力感を高める


の3つに行き着きました。授業と一緒だなあと、自分でもビックリ。
でも、考えてみたら当たり前です。一致していなくちゃ、授業と学級経営の両輪が一緒に回っていきません。
以前も書きましたが、わたしは意識して「バランス」という言葉を使わないようにしています。バランスってちょっと曖昧。
授業と学級経営を「バランスよく」回すのではないよなって考えています。
右(授業)だけがちょっと回って、左(学級経営)は止まっている。次に右が止まって、左が回っている。というように、バランスをとって回っているうちは、ガタガタぶれまくってしまうと思いませんか?
そうじゃなくて、授業と学級経営が「融合して」一緒に回っていくことが理想です。右(授業)が回れば右(学級経営)が回る。左(学級経営)が回れば、右(授業)が回る、というように。


じゃあ、どうすれば融合するのでしょう。
そして、
1.長期的な目標の提示  2.課題のレベルアップ  3.自己効力感を高める
とはどういうことでしょう。




それは!


今はまだ、秘密です。じらし作戦です。