『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

卒業式と同窓会

木曜日は卒業式でした。
今年の卒業式は久しぶりに泣きました。卒業学年を担任するのは6回目ですが、泣いたのは初回の時以来。年数にすると、12年ぶりに泣いたということか…。


今年のクラスは、3・4年生の時にも担任していて、5年生を挟んで6年生でも再び担任するという珍しい持ち方をしたクラスです。小学校6年間のうち、半分をお預かりしたわけですよ、こんな変な担任が!
そりゃあ、当然、「普通じゃない」クラスが出来上がりますよね。
申し訳ない気持ちと、それを許してくれた保護者さんへの感謝の気持ちでいっぱいです。


しかも、このクラスはあの3月11日を一緒に経験したのです。地震発生時、わたしは授業中でした。言わば一緒に生き延びた同志です。
その上、転入生も多く、様々な事情を抱えながら、それを乗り越えたクラスでもあります。
卒業式の前から、放課後にはよく、一人で泣いておりました。


ですので、式が始まる前からこみ上げていましたし、卒業式の最中は、ずっと涙をこらえていました。大泣きしていても良かったのですが、卒業生の姿をしっかりと見届けたいので我慢していました。コンタクトレンスが流れそうになりながら、耐えていました。もちろん、耐えきれませんでしたが。


でも、思ったほどは泣かなかったというのが本音です。
卒業生の立派な姿を見ればみるほど、わたしは誇らしい気持ちになっていました。
「この子達の成長に、自分はわずかでも関与出来た」
そう思うと、涙と共に、何とも言えない笑顔が沸き上がってくるのでした。




卒業式の翌日は、8年前に担任していた子供達から同窓会に呼ばれて行ってきました。「子供達」と言ってはいけませんね。もう成人した方達ですから。
成人式の後には中学校毎にクラス会があったようなのですが、「小学校の時のメンバーで集まりたい!」という話になって、この時期の同窓会になったのだそうです。
8年経っても、顔を見た瞬間に、誰が誰だか迷いなく分かりました。それでも、話してみれば、8年分の成長を強く強く感じました。思い出話をしたり、人生相談を受けたり。色々な話をしながら、一緒に飲みました。酒を飲んでいても、感覚としては小学生のあの時のまま。不思議で楽しい時間でした。
何人かとは「では、将来、一緒に働きましょう!」なんて話もしました。嬉しいことです。


教え子の成長を実感できる。
教師として最上の幸せを味わった2日間でした。