『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

育てる

最近、学級の中で小さな「事故」が繰り返し起きています。
そんな時に「怪我しないように」とか「気を付けて生活しよう」なんて話ばかりをしても、効果はありませんよね?
ですので、朝一で、今の学級に足りないなあと感じていることを、心を込めて語りました。
「視点」の話をしました。「大人になるための視点」の話です。
昨年担任していたクラスでは繰り返し語ってきたことです。


「先生は、みんなを赤ちゃん扱いしない。
 それは、みんなを半分大人だと思っているということ。
 大人とは、目の前のことだけじゃなくて、自分からは見えないところのことも考えられる人。
 大人とは、今のことだけじゃくて、過去や未来のことも考えられる人。
 大人とは、自分のことだけじゃなくて、友達のことや、遠く離れた人のことも考えられる人。
 そういう視点を持っている人が大人。
 友達が怪我をした時、自分には関係ない、と思ってはいけない。関係ないと思っている人は、自分も同じ失敗をして怪我をする。
 自分も気を付けようと思える人になりなさい。友達のことを自分のことのように考えられる人になりなさい。
 そう心から思える関係を仲間と言うのです。」



こういう視点を持っている人を育て、もっと増やしたいと思っています。
そして、自分も、こういう視点を忘れずに生きていきたいと思います。


また、この話は、坂内さんが話題にしている「心の相転移」の話や、古田さんが言っていた「内と外の往還」の話とリンクしているなあと気付きました。8月の会が、自分でも楽しみになってきました。