『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

集団を動かす。

集団を動かすために必要なのは、夢を語り、それを実現するための目標を提示することです。
その夢に魅力がないと、集団は動き出しません。目標に具体性がないと、集団は迷走します。


また、目標達成のための手立ては、集団の構成員が考えます。管理者は提案はしても押し付けてはいけません。押し付けると、構成員は動かなくなります。
「だったら、お前がやれよ。」
と管理者に対して思うでしょう。


管理者は、目標に向けての進み具合を評価をします。その評価が、集団の構成員と管理者で大きく食い違うと、信頼を失います。



集団を動かそうとした時、時々
「どうすれば良いか分かりません。」
と言われることがあります。それは、正確に言うと
「目標が定まっていないので、どうすればよいか決められません。」
という意味の場合が多いでしょう。
ですから、管理者が提示すべきは、方法ではありません。明るく輝かしい夢と、それが幻ではなく実現できそうだと感じさせる具体的な目標なのです。
残念ながら、自分が有能だと思っている多くの管理者は、一生懸命に方法を提示します。わたしの経験上、そのほとんどが「俺はこうやってきたんだから、お前もやれ!」か「根拠はないけど、俺はそう思うから、やれ!」のどちらかです。
そして、評価基準は、「自分が言った方法でやって、自分が望んだ結果が出ているかどうか。」です。


管理者は有能でなければいけない、と思っていたり、自分は有能だ!と思っていたりすると、こういう行動を取るのでしょうね。



こういう教師だと、学級の子供達が苦労します。
こういう校長だと、教員が苦労します。