『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

長期的な授業モデル その1

『学び合い』を知ったばかりのころは、「教師は教えちゃいけないのだ。」と肩肘を張って力んでいました。
今ではそんなに力が入っていません。「教師には、全てを教えるのは無理なんだよね。」って感じです。
なので、時と場合によっては教えます。個別指導もしちゃいます。というか、出来るようになりました。
『学び合い』の考え方を理解できていない状態で個別指導をすると、大失敗すると思います。分からない子に関わるのが教師の仕事だと認識されてしまうからです。
今では、学級の2割が『学び合い』を理解してくれているので、わたしが個別指導をしていると、数人が寄ってきます。で、わたしの指導を引き継ぐというか、奪い取るというか。
「あとは、大丈夫です。」
って言われたこともあります。
他にも、わたしに間違いを指摘された子のところにススーっと寄ってきて、教えてくれる子も居ます。逆に、わたしに間違いを指摘されると、
「誰か教えてくれー。」
と動き回ったり。
こういう姿は、今年のクラスだけではなく、昨年度も一昨年度も見ました。


そういう時、
「ああ、ウチの子供達は分かっているなあ。」
と思います。何を分かっているのかというと、関わり合うことの「得」を分かっているのです。


出来ていない子に関わるのは得なのです。格安で掛けられる共済みたいなものです。
短期的に見たら、自分のお金(労力)は自分に使う方が得でしょう。でも、長期的に見たら、ちょっとの掛け金(労力)で大きな保障を得られる方が絶対に得なのです。
教師が長期的な視野に立たないと、子供達も理解できないでしょう。
長期的な視野に立つ方法として、「学び続ける」「繰り返す」という授業モデルを構築するようにしています。
こらからしばらく、これをネタに書いていこうと思います。