『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

仙南の会に参加しました。

昨日は、宮城県大河原町で開催された、『学び合い』仙南の会に参加しました。この地域に『学び合い』が広がるかどうかは、わたしにとって非常に大きな意味があるので、第1回が開催された時から、「いつかは参加を!」と思っていた会なのです。


さて。
今回は、わたしの授業の様子を見ていただきました。個人情報保護の問題があるので、それに触れない範囲での公開ですが、でも、わたしのクラスの雰囲気は十分に伝わったことと思います。見ていただいたのは算数ですが、でも、どの教科でも基本的に同じ雰囲気です。


今回の会で掴んだ大きな手応えは、3つです。
一つ目は、無理に広めないくてもいいんだな、むしろ、俺って広めるは向いていないな、ということ。他の方がFacebook上に書いていらっしゃいましたが、実践者を無理に増やすのではなく、まずは理解者を増やしていけば良いのだと感じました。
二つ目は、「違っているけど、間違っていない」ということ。わたしは、他の方と「違う」ということに苦しんでいます。勤務校や周辺では『学び合い』はどマイナーですから、そこで違うのは当然のこと。でも、正直に申し上げて、『学び合い』の中でも他の方との違いに悩んでいました。わたしが『学び合い』グループを抜けて、ここでBlogを書いている理由の一つが、違いに耐えられなくなったからです、というのも初めての告白ですかね(苦笑)
わたしは、「多数決」というものを重視しています。多くの人が良いという物はそれなりに理由があるもの。少数派を自認している身としては、多数派の動向はチェックしておくことは必要不可欠だと思っています。
けれど、今回の会で背中を押してくださった方々のおかげで、このまま前に進んで良いと感じることができました。感謝感謝です。
三つ目は、自分の役割が見えてきたこと。自分は広めるのに向いていない。しかも、極めて少数派。となると、やらなくちゃいけないことは見えてきました。我が道を進むしかありません。
「俺なんて普通ですから」とか「変わり者って言われます」とか、そんなことを言って誤魔化していないで、「俺って『学び合い』ですから」と言えるようになります。例えば、どこかでどなたかが、「本当に『学び合い』なんて可能なんですか?」とか「本当に『学び合い』でうまくいっている人が居るの?」と問われた時に、「はい。高橋というのが居ましてね・・・。」と言ってもらえるように。
わたしのような極標準的な能力しかない人間が、読書量や勉強量だってさほど多くない人間が、子育て&長距離通勤で時間が限られている人間が、それでも結果を安定的・継続的に出せるのって、本当の『学び合い』だけだと思うのです。それを示せるような、証拠となるような教師に成れるなら成りたいと思います。というか、成ります。


今後、仙南の会がますます発展することを本気で祈念しております。
G先生、素晴らしい機会をありがとうございました。また宜しくお願い致します。