教員としての仕事ぶりを褒められる時って、大きく二つのパターンがあると感じています。
一つは、「上の人」にとって好ましい仕事をした時。
こういう時に言われる言葉の典型が
「お前も分かってきたな」
ですね。何が分かってきたのかと言うと、多分、「お前も俺の言っていることが分かってきたな」とか「お前も俺の真似ができるようになってきたな」という意味なんでしょう。
20代の頃は、こう言われると安心していました。年上の人、立場が自分より上の人に認めてもらった、という安心感ですね。
もう一つは、周囲の人が驚くような仕事をした時。
こういう時に言われる言葉の典型が
「分からない」
かな。「何でこんなに子供達が書けるの?」「どうして子供達がこんなに勉強するんですか?」それが「分からない」と言われます。「信じられない」もありますね。時々、驚くと攻撃的になる人もいるので、攻撃された時には、迎撃しつつも感謝するようにしています。
前者の場合、褒めてくれる人は私より上の人だけです。しかも私としては、「相手はこうして欲しいのだな」と分かった上でやっていることがほとんどです。
後者の場合、褒めてくれる人は上の人だけではなく、同世代や年下の人も含みます。しかも、何をすれば驚かれるかは、事前には分かりません。
ということで、最近では、私は同世代や年下からの評価が非常に気になります。年上の方をないがしろにしているわけではありませんけれど。
問題点としては、同世代や年下の教員が少ないこと。でも、今後は増えていくでしょう。ますます驚かれるように、磨きたいと思っています。