『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

いいとこ取り!?

ネット上でも、実際の会話の中でも、時々「いいとこ取り」という言葉を見聞きします。でもなあ。

私は、いいとこ取りが良いとか悪いとかではなく、そんな物は成り立たない、と思っています。他の分野のことは分かりませんが、少なくとも「授業」に関しては。
もし、
「いや、そんなことはない。私はいいとこ取りを成立させている」
と言う方がいれば教えて頂きたいのです。あなたの普段の授業は、どんな理論やメゾットのいいところを取っていて、その結果出来上がった授業は、本当に「いいもの」でしょうか。
特に知りたいのは、「いいとこ取りで作った授業は、元ネタの理論やメゾットよりも優れているのか」です。いいところを選りすぐって合わせているなら、元ネタよりももっといいものができていなきゃおかしいでしょう。そうじゃないなら元の理論やメゾットの「劣化コピーの寄せ集め」にすぎませんよね?
 
言葉がきついでしょうか。
でも、「いいとこ取り」という言葉を聞くと不思議でたまらないのです。本当に「いいところ」だけを取り出すことなんて出来るのかなあ。もしできたとしても、それを集めたらもっといいものになるのかなあ。私には崩れていくイメージしかわきません。
存在するなら、見てみたいですね。いいとこ取りが成り立っている授業。