『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

言わなくても分かるだろ? 分かるけど嫌です。

私が「上の立場の人」に対して最もやめて欲しいことは「言わなくても分かるだろう?」という態度です。下の人間に対して自分の気持ちがだだ漏れなのに、決して言葉にはしない。察して、思う通りに行動して欲しい。そういう人の動かし方をする人が苦手です。

私はちょっとアンテナが敏感なタイプなので(その分、余計なノイズも拾っちゃうんですけれど)、上の人の気持ちを他の方よりも早めにキャッチしてしまいます。若い頃は、それを受けて直ちに行動するのが正しい!と思っていたのですが、その結果、まずいこともたくさん起きました。

例えば、周囲からすると私が勝手に動いているように見えるという問題。上の人は言葉にしていませんから、無言の態度に気づいていない人からすれば、私の独断だと勘違いされちゃうんですね。

他にも、失敗しても上の人は責任をとってくれないんですよね、そういう場合は。だって言ってないもん、「やれ!」って。やっぱり、私の独断ってことにされてしまいがち。

そういえば、「上のそのまた上」の人から怒られたこともあります。その時には「上の人」は「これをやって欲しい」と思っていたのだけれど、「上の上の人」は別のことを考えていたんですね。それ以来、「分かるけど、嫌で〜す」と心の中で思うようになりました。

幸いにして、今の職場では、そういうことは起こっていないので、助かっています。

 

今では、子供達にも求める時にはちゃんと言葉にして求めるようにしています。明らかに分かっているであろうことも、言葉にしています。「もう、何を言うか分かっているかもしれないけれど」と前置きをして話すこともあります。くどい、と思われるかもしれませんが、でも、「分かるけど、嫌で〜す」と思われるよりはいいと考えて。

 

ちゃんと言葉にして伝え、納得の上で動いてくれるのは「コントロール」とか「主体性がない」とは違うと思うのです。