『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

磨き上げる

私がこのところモヤモヤと感じていたのが、「最近、エビデンスって流行っているけれど、じゃあ、“学術的な根拠のない実践はすべてダメ”なの?」ということでした。もちろん、思い付きだけで授業をするのは、私も反対です。でも、「エビデンスがなくちゃダメ」と言われたら、正直なところ困ってしまいます。

私は「実践家」でありたいと思っています。そして、自分の実践が他の方の役に立つのなら、その実践を世に出していきたいと思うようになりました。じゃあ、何を心掛けるべきなのか。そこを悩んでいたのです。

夏の『学び合い』フォーラムで講演をしてくださった武田信子先生がFacebookに12月18日付でアップされていたノート(「エビデンス雑感」)を拝読して、私なりの答えが出ました。(武田先生は公開設定でお書きになっているので、興味のある方は是非検索してみてください。)

心がけるべきは、日々試行錯誤しながら実践を積み重ね、その振り返りを形にしていくことなんだ、というのが現時点での私の答えです。実践をどれだけ繰り返したか、うまくいったこともイマイチだったこともどれだけ積み重ねたか、そして、それをどれだけ振り返って言葉にしたか。そこを大切にしたいな。

以前の私が自分の実践を出すのに躊躇していたのは「積み重ねの厚み」に自信がなかったんですね。

それがちょっと変わってきたのは、ほぼ毎日ブログを書くようになってから。「ああ、この程度の実践だけど、それなりに積み重ねているんだよなあ」と、自分でも思えるようになりました。ある方に半強制的に命令されて始めた「毎日更新」ですが、書いてて良かったなあ。

 

でも、まだまだ磨きが足りないとも感じます。

武田先生のノートにあった言葉ですが、「一回の実験によるエビデンスよりも信頼がおける」勘や経験を形成できるよう、実践家として、もっともっと腕を磨いていきたいです。