『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

通説

運動に関して、こんな言葉を耳にしたことはありませんか?
「子供の頃に身に付けなかったことは、大人になったら出来るようにならない。」
なるほどな、と感じますし、わたし自身もそう思ってきました。


わたしは、縄跳びが苦手でした。
運動自体は嫌いではありません。けれど、小学生の頃には、あまり縄跳びをやった経験がないのです。
二重跳び程度のことは子供の頃にやりましたが、でも、他の跳び方は練習した覚えがありません。
ですので、できたのは「前跳び」「後ろ跳び」「二重跳び」程度。あや跳びすらもほとんど出来ませんでした。


教員となった後、現在の勤務地域に転勤すると、そこは縄跳びが非常に盛んな地域でした。
あや跳びや二重跳びだけではなく、二重あや跳びや後ろ二重跳びといった跳び方を出来る子がたくさんいるのです。中には、三重あや跳びや三重交差跳びができる子もいました。
驚きました。
けれど、『学び合い』を始める前から、わたしは「教師の仕事は、自分が出来るようになることではなく、子供を出来るようにすること」と考えていたので、それほど困りはしませんでした。幸いにも?二重跳びだけは100回程度は出来たので、子供達とは二重跳びで競っても、めったに負けなかったので、縄跳びが苦手でも、特に困りませんでした。


30歳を過ぎて『学び合い』を始めると、授業中や休み時間に子供達が練習している間、わたしは前よりも「暇」になりました。
そのため、わたしも縄跳びの練習をちょこちょこするようになりました。
すると。
30歳を過ぎてからも、色々な跳び方を身に付けることができました。
30歳の時に、「サイドクロス」ができるようになりました。その後、前後交差跳びができるようになり、三重跳びができるようになり、サイドクロス二重跳びができるようになり、二重あやができるようになりました。
そして、37歳の今年は、後ろ二重と二重交差ができるようになりました。ただ、体重増加に伴って、三重跳びはできなくなっちゃいましたが^^;



この程度の跳び方は、人様に威張れるようなものではありません^^;
でも、自分としては、30代後半になっても、運動に関することで新しく出来るようになることがこんなにあるんだなあと嬉しくなります。
「子供の頃に身に付けなかったことは、大人になったら出来るようにならない。」という話は、大嘘なんじゃないの?とも思います。
世の中で通説と思われていることは、大抵は眉唾なんだろうな。なんてことも考えてしまします。


そんなこともあって、教師は通説を正しいと思い込んではいけないし、もう少しちゃんと勉強しないとな、と感じるのです。