『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

ゆるく繋がる

何の根拠もない予想ですが、今後、アクティブ・ラーニングに挑戦し、失敗する人が増えていくだろうと考えています。


活動的な学びを成立させるには、集団を動かす力が不可欠です。個は動かせないから、集団を動かす、と言ってもいいかも。
わたしは「作文が憎くてしょうがない子」に何十枚もレポートを書かせることは出来ません。でも、「作文が憎くてしょうがない子」に何十枚ものレポートを書かせる集団を作ることはできるのです。
また、レポートを書いている時には、全員が別々に学習しているように見えます。これも、子供達は一人だったら書けません。クラスの仲間が書いているから、書けちゃうのです。つまり、別々に勉強しているように見えて、繋がっているんです。ゆる〜い繋がりで。
でも、わたしが、そういうゆるい繋がりを作っているわけではありません。それは、子供達が持っている本能的な能力なのです。


なんて言っても、多くの教師はそんなこと分かりません。
だから、「ここは集団で」「ここは個別で」とコントロールしようとします。その結果、子供達が振り回され、頑張って活動はしているけれど、何も学んでいない「アクティブ・でもラーニングしてない」授業が増えていくでしょうねえ。


このゆるい繋がりは、教師にコントロールできるような類じゃないと思っています。
教師にできることは、その微妙なさじ加減を邪魔しないことくらいのものです。
でもさ。分かっていて欲しいとは思います。コントロールは不可能でも、そういう「ゆるく繋がる」感覚というものがあるということを。


ちなみに、わたしがそれに気づけたのは、「みゆき会」の3人がゆるく繋がっている関係だからです。