『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

違和感

わたしは、一斉授業を敵に回したいわけではありません。
でも、思考回路がすっかり『学び合い』になっているので、理解できなくなっていることがたくさんあります。


例えば、発問→挙手→発表 という流れ。
教師が発問し、挙手をさせ、指名をし、発表させる。
この時、わたしにとっては、「子供達は、教師に向かって発言をする」という方が自然です。でも、よく言われますよね。
「発表は、友達に向かってしましょう」
以前はわたしも言っていたような記憶があります。でも、今のわたしには、違和感特大です。だって、
教師が発問し、(「○○になったのは、なぜかな?」)
教師が挙手をさせ、(「分かった人?」)
教師が氏名をし、(「Aさん!」)
子供が発表するんですよね?(Aさん:「○○だからです!」)
これ、普通の感覚の人なら、教師に向けて話すでしょう?友達に向かって話す方が、不自然ですよね。


こういう違和感を感じた人は多いはずで、だからこそ、さまざまな授業方法や授業技術が開発されています。
相互指名とか、指名無し討論とか、教師が児童の後方に立つとか、座って聞くとか。
でも、そういう対処療法では、違和感を薄めることはできても、無くすことは無理なんじゃないかなあ。


解決方法は簡単です。子供達が聞きたいことを聞きたい人に直接問い、聞かれた人が聞いた人に答えれば良いのです。本当に知りたいことを知るには、それが自然だと思うのですが、どうでしょうか。


わたしの授業は、特別凄いことなんて何もありません。自然な姿を目指しています。まだまだですけれどね。