先日、近隣の教育施設で働く先生から、こんな質問を受けました。
「高橋先生が廊下に掲示している児童の作文を時々読ませていただいています。
その中で、先生が『争うよりも、協力です』とコメントを書いていましたよね?すごく心に残っています。
でも、嫌いな人に対しても、協力した方がいいんですか?」
わたしは、こんなことを答えました。
「はい、そうです。
嫌いな人であっても、その人と争って、邪魔をしたら絶対に損です。
その人のやりたいことが10あるとしたら、全部でなくていいのです、
1こや2こ、手伝えばいいのです。
その人が困っていることが10あるとしたら、1こくらい助ければいいのです。
そうすれば、わたしがやりたいことを、邪魔されることはありません。
自分がやりたいことをやれるようになるのです。
嫌いな人だからと言って、足を引っ張ったら、自分がやりたいことを邪魔されます。
争うよりも、手伝えるものは手伝い、助けられる時は助ける。
それが自分のためなのです。子供達にも、そう伝えています」
その方は、深く頷いて聞いてくれました。そして、
「座右の銘にします」
とまで言ってくださいました。ま、リップサービスでしょうけれど。
でも、納得して貰えて非常に嬉しく思いました。
大人に伝わったということは、子供達にもちゃんと伝わっているんじゃないかなあと期待が持てますよね。