『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

自然であること

わたしの今年のテーマは、「自然」です。


『学び合い』を始めて丸5年が過ぎ、6年目に入りました。
『学び合い』一筋にやってきたので、わたしにとって、『学び合い』が当たり前の物になってきました。
授業から余計なものを削ぎ落とそうと七転八倒してきた5年間だったと思います。


その中で見えてきたのは、結局は「教師なんて邪魔しかできない」というちょっと寂しい現実です。一番削ぎ落とさなければいけないのは、教師自身なんじゃないかな。そう考えると、本当に寂しい気持ちになります。
けれども、もしも、その寂しさを受け入れ、私自身が余計なトラワレを全て削ることができたら、今よりももっと自然な姿で教室にたたずむことができると思っています。
その中で子供達が息を吸うように学び、息を吐くように成長している教室が、わたしの目標です。


今年度の2カ月で、今までトラワレていたモノをいくつか削ぎ落とし、捨て去ることができました。
そうすると、また新たな余計なモノに気づきます。一度削った身を削り、捨て去るというのは、簡単ではありません。しばらく悩みます。でも、きっとそのうち恐る恐る投げ捨て、そうしてみると「やっぱり要らないんじゃん」と安心するのです。


捨てても捨てても、余計なモノばかりで、自分の不自然さが嫌になります。
自分の不自然さを恥じつつ、でも、目標に向けて、子供達と歩んでいます。