『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

宮城県で働く小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。2月に単著発売予定「流動型『学び合い』の授業作り」発売

良い格好しい

学級が崩れるのは、教師が“子供達のことを想っていない”場合が非常に多いと思います。
例えば、周り評価を気にして、教師が“自分のことを良く見せたい”と考えて子供達を振り回すと、子供達の心が離れていくのです。子供を注意する時に、それが周囲から「指導力がないな」と思われたくない、又は他の子供に「あの先生には逆らわないようにしよう」と思わせたいが為に、必要以上に怒鳴り散らしているようにしか見えないケースを度々目にしました。多くの人は(子供も教師も)、そういった怒鳴り声に隠れている裏の意図に気づきません。でも、気づく子がいるのです、確実に。
わたしはそういう子の視点がよく分かります。なぜなら、わたし自身がそういう子供だったからです。


上記のようなケースは、荒れの原因が分かりやすいと思います。でも、教師が優しく、子供想いで、非常に人気があるのに、学級は荒れているケースもあります。
そういう場合は、「“良い格好しい”によって、学級が荒れている」のかもしれません。良い格好しいって、方言ではないですよね?他者から良く見られたくて、格好をつけたり派手に振舞ったりすることを指します。
子供達の前で格好をつけてしまうと、集団を握ることができません。集団を統率するには、絶対に譲ってはいけないものがあるのに、そこがぶれるからです。逆にいうと、絶対に譲らないものが明確になっていれば、子供達に任せることが可能だということです。それがないのに、形だけ「良い先生」の振りをするから、集団が崩れていってしまうのです。
こういう教師の下だと、多くの子供達は「先生は好きだけれど、クラスは嫌い」なのです。そして、一部の子供達は、「この先生、ちょろいな」と思っているでしょう。


ちなみに。
『学び合い』では、絶対に譲ってはいけないものとして「一人も見捨てない」を掲げているわけです。その意味を理解せずに振り回しても、良い格好しいになってしまうかもしれません。
わたし自身も、その意味を日々、考え続けています。