『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

受容してもらう

西川先生のBlogから。

第一段階は、その存在を否認し、たいしたことはないと無視します。第二段階は、怒りで攻撃的になります。第三段階は取引です。第四段階は抑鬱です。そして第五段階が受容です。


『学び合い』全体のことは分かりませんが、わたしの個人的な経験では、無視→怒り→取引の第三段階までは実感できています。
『学び合い』を始めた当初は「色々勉強するのは悪くないんじゃないか?」と言われる程度だったのが、徐々に地区の研究会等で発信すると「そんな授業は見たことがない!」と攻撃されるようになりました。
この時に感じていたのですが、“授業の中身=児童の学び”で批判されているんじゃないんですよね。「わたしは見たことも、聞いたこともない!」と言われているだけなんです(笑)。つまり、多くの人にとって、“知らないこと=恐怖の対象”なのでしょう。そこがイノベーターやアーリアダプラー(つまり、“知らないこと=興味の対象”な人間)との違いなんですよね。


さてさて。
その後、わたしのクラスの子供達がちゃんと結果を出してくれたおかげで、わたしは『学び合い』を継続することができました。その結果、
「高橋先生の授業の、◯◯を真似させてもらいます」
という方が増えました。取引ですね。
その後。。。
最近は特に何も言われません。これって抑鬱?受容?それとも無視にもどった?どれなのでしょうね。


きっと、若い先生の中には周囲の反応が「無視」から「攻撃」へと変化し、苦労している方もいらっしゃるでしょう。わたしの経験からしか言えませんが、それはある面から見れば、成長かもしれません。無視できない存在になったのですからね。まあ、若い先生は、上の世代からすれば、若いというだけで無視できない面もありますが、どちらにせよ今後は、周囲の人が取引したいと思うような結果を、ちゃんと出していくことが大切なのだと思います。
取引の段階にくると、気持ち的には楽になります。わたしの場合は、仕事量が爆発的に増えましたが(笑)。


わたし個人としては、今後は「受容」して貰えるように、やるべきことをコツコツとやり続けていきたいと思います。