Facebook上で、数人の方と「エリート教育」に関するやり取りをしました。
文部科学省が何を考えているのか、わたしにはまだまだ分かりかねるのですが、でも、西川先生の書いていらっしゃることや他の方のお話から
「お上は、上位5%のエリートを育て、それによって国を支えようとしている。そうしなければならないほど、日本の将来は危ういとお上は考えているのだ。」
ということは理解できました。
とは言え、すんなりと納得できませんでした。
- 5%のエリートは生き残るとして、他の95%はどうなっても良いと言うのか!
- 本当に、エリート層を育てることが、日本の生き残りに有効なのか!?
- そもそも、本当に日本の将来は危ういのか!?役人が無駄遣いをやめれば解決するのではないか?
なんてように、感情的になってしまいそうです。
でも、そんなこと言っても何も好転しないことはよく分かります。
それに、集団は多様である方がベター。
日本からエリートが居なくなるということは、多様性が弱まるということですから、好ましいことではないのです。
じゃあ、わたしができることは、何か・・・。
一つは、国が求めるように、ちゃんと“5%”を育てることだと思います。
“エリート層”って言うと嫌な感じですが、わたしも以前から“トップランナー”という言葉を使ってきました。まあ、そんなに変わらないでしょう、中身は。表現なんて好みの問題ですから。「一人も見捨てないことの大切さを理解しているトップランナー」って、多分、国が求める最高のエリート層でしょう。
今日の算数。次の単元の予習をどんどん進める子が3人いました。もちろん、質問されれば笑顔&全力で教えながら。賢さと優しさ、知識と知恵を兼ね備えているのが『学び合い』のトップランナーってものです。
そう考えると、最高のエリート教育でしょう、『学び合い』は。
もう一つは、95%の逞しさを見せつけることでしょう。
5%のエリートが国を支える、というと残り95%が「支えられる弱い存在」のように受け取られてしまうでしょう。
でも、『学び合い』人は知っていますよね?トップランナーを必死に追う子ども達の力強さ、勉強が苦手でもコツコツと努力する子の真摯さ、そして、子供達が本気で学び合った時に生まれる渦のようなパワーを。
本物の『学び合い』が広がれば、エリート層以外だって、幸せに生きていけるはずです。それを証明できるのも、『学び合い』なんじゃないかなあ。
今後、お上がエリート教育に大きく舵を切るというのなら、それに答えてみせましょう!しかも、お上の想定以上にね^^