『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

繰り返す

算数では現在、「小数のかけ算・わり算」を学習しています。
授業中、ある子がこう言ってきました。
「先生、小数のわり算の方が、整数のわり算よりも簡単なんですね。整数のわり算は苦手だったのに、小数になったら、すらすらできるようになりました」
本気でそう思っているようだったので、私は思わず笑ってしまいました。そして、こう言いました。
「そんなわけないよ。それは問題が簡単なんじゃなくて、あなたが賢くなったんだよ」

 

わり算の筆算って、とても難しいと思います。2学期には苦手としている子がたくさんいました。テストの点もイマイチでした。
でも、ケタが増えたり、小数点が付いたりといった変化はあっても、筆算の基本的なやり方は何度も何度も繰り返し勉強するですよね。その中で徐々にできるようになっていく子が大勢います。
個人的には「筆算なんてこんなに時間を費やして学習しなくていいんじゃないの?」と思っていますが、でも、この「繰り返しの中でできるようになっていく様子」は嫌いじゃありません。

 

私が大切にしているのは、子供達が「これは苦手だ。自分にはできない」と思い込んでしまわないようにすること。「できるようになるんだ!」と本気で思わせること。
そのため、繰り返せる場を作り、さらには「この勉強と似た勉強は、いつといつやるから、その時にまた復習できるよ。今回分かった人だって、そのうちまた忘れるよ。誰だって、繰り返し勉強するからできるようになるんだよ」と伝えています。

ということで、本当に繰り返し勉強する場を作れるように、ちゃんと先を見通しておくように心がけています。