『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

未来を見るだけではなく

昨日、3学期最初の単元テスト(社会科)をやりました。その結果は、全員80点以上は達成しましたが、全員100点はあと少しで逃しました。う~ん、惜しいなあ。でも、これからに期待しましょう!

私は「子供達の20年後、30年後・・・を考える」という話もしますが、同時に「今」の点数にもこだわります。子供達は今この時を生きているのですから、「今」の結果も重要だと考えているのです。こんな人はいないと思いますが、もし「この教育は20年後、30年後・・・50年後に役立つから、今は0点でもいいのだ!」なんてことを言ったら、多くの子供、保護者、同僚からの信頼を失うでしょう。あくまで、「今」も悪くない結果があってこそ、将来の話にも説得力が生まれるんじゃないでしょうか。
「今」の結果が悪いのに「将来に役立つ」と言っても、ちょっと言い訳じみちゃいますからね。

とは言っても、なかなか「未来の幸せ」と「今の結果」を両立させるのって難しいと思います。私が心がけているのは「バランス」ではなく「融合」です。「将来必要となる力を伸ばす内容を学習しつつ、今の結果につながる学習も行う。その割合を工夫し、バランスよく実践する」となると、非常に難しい!と感じます。私には不可能だなあ。でも、『学び合い』ならこの二つを融合させられます。「今の結果につながる学習内容を、『学び合い』で行う」ことで、「今の結果」を出しつつ、将来必要となるいわゆる「汎用的能力」も獲得することが望めるからです。

なんて口で言うのは簡単ですが、実際は私もなかなか上手くいかないことがあります。世の中が何をもって「結果」とするかとはっきりさせてくれればやりやすいんですけれど。単元テストと、市の学力テストと、全国学力テストとでは、全然違うんですよねえ。。。


でも、文句を言っても仕方ありません。
未来を見るのは不可欠ですが、未来を見るだけではなく、今も大切にしていきましょーう。