『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

罰ゲームは楽しい

二学期の出来事なのですが、思い出したことがあるので書いておきます。

ある授業で外部講師の方が来校された時の話です。ちょっとした学習ゲームをして、失敗した子は「罰ゲーム」としてダンスを踊る、というものがありました。

 

一回目のゲームで、ある子が失敗しました。とても物静かな女の子です。講師の方に「じゃあ、踊ってね」と振り付けを指示されました。その子ははにかみながらも、くねくねと踊りました。すると、何人かも一緒に踊りだしました。その子も、周囲も笑顔でした。
二回目のゲームで、別の子が失敗しました。「じゃあ、踊ってね」と講師の方が言うと、今度はクラスのほとんどが立ち上がっています。大勢で踊り始めました。釣られたように、他の子も立ち上がり、一緒に踊りだしました。全員が踊りました。私以外全員が。

三回目のゲームの時には、もう最初から全員が立って踊っていました。盛り上げ役の子も、ちょっとおませさんな子も。私以外全員がね。

嬉しいのは、強制的な全員参加ではないことが一つ。あくまでも自然に。もしかしたら、「全員踊っている」なんてことを気にしていたのは、私だけだったかもしれません。そして、もう一つ嬉しいのは、その中に私が含まれていないこと。こういう時に「先生も踊りましょう」なんていうクラスに育たなくて良かったと思うのです。踊りたくないわけではありませんよ。そうではなく、教員が「おまけ」なのが嬉しいのです。

 

罰ゲームも楽しめるクラス。その楽しさの中に教員が必要とされないクラス。
我がクラスながら、いいなあって思います。