『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

アクティブ・ラーニングで大切なこと

『学び合い』以外のアクティブ・ラーニングも世の中には沢山あることと思います。いろいろあっていいし、いろいろあった方がいいでしょう。でも、「何でもありは、何にもなし」です。アクティブ・ラーニングで大切にしたいと考えていることをまとめておきます。
 
まずは「本当に、能動的なのか」です。アクティブ=活動させればいいと勘違いして、「とりあえず、活動させればオッケー」にならないようにしています。「◯◯をしましょう」と言われてやる学習って、能動的と言えるでしょうか?やるべきことや動くべき時を自分で判断してこその「能動的な学び」だと思います。
もう一つは「全員が可能なのか」です。一部の子が能動的なだけでは不十分ですよね。もちろん、最初から全員が能動的に学べないのは分かります。というか、それができないからアクティブ・ラーニングが大切なんですから。でも、最初から全員を想定しない授業ではまずいと思います。例えば、「感想を述べ合う」学習なのに、クラス全員が感想を言う時間が確保できないなら、それはアクティブ・ラーニングとは言えないでしょう。
さらには、「それを毎日・毎時間できるのか」ということも大切にしたいです。一斉授業でもよく準備された「研究授業」ってアクティブな場合が少なくないですよね。でも、練りに練ったアクティブな授業だと、年に数単元だけだったり、数時間だけだったりしてしまうかも。それじゃあ、やったふりですよね。継続モデルかどうかって、重要です。
 
 
私はシンプルな授業を心掛けています。なぜなら、シンプルにしないと集団の力を発揮させられないし、私のような力不足の教員の場合、集団の力を利用しないと「全員の学び」が継続しないからです。

もちろん、いろんな授業があっていいのですが、私なりのポイントですね。