『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

授業の準備

私は「単元進行表」というものを作っています。「どうやるか」という計画ではなく、「この単元はここに向かって進みなさい」という思いを込めて。

 

若い時は授業を一単位時間毎に区切って考えていました。「次の授業はどうやろう」って感じで。そういう授業って「導入」が長くなりがち。だって、毎時間「新しいこと」を用意し、それに対して興味関心を高める工夫をしなければいけないのですから。

でも、授業を単元全体で考えるとそれが必要なくなります。チャイムが鳴ったら(まあ、鳴らなくても)「そろそろ始めよう」と勉強を始め、時間がきたら「終わろうぜー」と終わまでの間、私が一言もしゃべらないことも珍しくありません。

と口で言うのは簡単なのだけれど、これがなかなか難しい。

最初に作った「単元計画表」は、「単元全体」になっていませんでしたね。ただ単に「バラバラの一単位時間が寄せ集まっただけ」の表です。どこがダメだったのか。説明の文言が多すぎたのです!導入が長くなるのと同じですね、コントロールしようとしちゃっていたのでしょう。単元全体を見て授業をするには、単元間のつながり、すなわち一年間や六年間のつながりも意識しなければいけないんですが、その意識が薄かったのです。そして、中学校のことも考えないとなあって分かってきましたが、まあ、あんまり広げると大変なのでぼちぼちですけどね。

 いつか機会があれば、単元全体を見通した課題の作り方について、どこかでお話してみたいと思っています。実は大好きなんです、そういうの。