『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

小学校の国語なら

昨日の話の続きです。

小学校学習指導要領を読んで、国語科の指導は

  • 小学校1・2年→想像・順序
  •    3・4年→相手や目的・段落
  •    5・6年→目的や意図・適切、的確

なんかがポイントになるんだろうなと私は考えています。こう言ったことを意識することで、指導がぶれにくくなります。だって、私一人の考えで授業を組み立てていったら、
「この題材は、こんな授業が面白そうだな」
「この授業は好きじゃないな」
「この話は気に入った!」
と私の気分次第の授業になってしまいそうです。もちろん、それはそれで大切なことだろうと思います。私は書くことが好きなので、その影響で私のクラスがどんどん書くようになっているのは間違い無いでしょう。担任の影響力は強大ですよね。
けれども、私は、自分と同じ価値観の人間を育てたいわけではありません。書くことが嫌いな子がいても良いのですよ。担任の影響の強さを知っているからこそ、私の価値観だけで授業を組み立てることは危険だと思うんです。だから、私の好みで子ども達の学びを振り回し過ぎないように、指導要領から「授業の軸」を見つけるようにしているのです。
教科書を見ると、ちゃんとそこを具体化するように作られているので、「教科書ってすげえなあ」って思います。

 

当然のことですが、こういう「軸」は教員が知っているだけではなく学習者にもちゃんと説明するのが『学び合い』のセオリー。私のクラスでは子供達が
「ちゃんと段落に分けなきゃ」
なんて友達に助言をしながら書いています。


とっても小さなことですが、こういうことの積み重ねで、私は授業を作っています。もちろん、国語以外にも、社会・算数・理科・体育でもこういう軸を定めています。ちなみに、図工と音楽は今年は自分で授業していないので頭から抜けていますが、自分が教える時にはちゃんと考えますよ。