好きにやれる時期は終わった
教務主任と学級担任兼務になって丸2年が経とうとしています。この2年間で感じたのですが、自分の好みに合わせてやりたいようにやるのなら、学級担任が一番なのかもしれません。教務主任としての私は「担任の先生方がやりやすくなるにはどうすればいいか」と頭を悩ませてきました。
ですから、私にとってはマイナスでも、他の先生にとってプラスになるようにしてきたつもりです。判断基準はそこにありました。「やりやすくなった」「働きやすくなった」「助かった」と言われれば、やはり嬉しいものです。
私自身はそれでオッケーだったのですが、でも、クラスの子供達にとってはどうだったのか…。そう考えて申し訳なく感じることも少なくありません。やっぱりさー、兼務と担任だけと、どっちが子供達にとってはいいかと聞かれれば、それは担任だけの方が良いですよ。
ただ、私側の話で言えば、自分の好みでやりたいようにやれる時期ではないから仕方ないなーって考えています。そういう時期は終わったのですよ。実に短かった!もしかしたら、福島県の教育界が「正しい年齢構成」ならば、その時期はもっと長く、むしろこれからが本番なのかもしれませんが、残念ながら今の福島県では私と同世代の人間は「若手と中堅とベテランの役割を同時に果たすことを求められる」状態です。やりたいようにやるなんて、無理ですわね(笑)
そんな中でも、したたかに芯だけはぶらさずにいれば、何とでもなると分かった2年間でした。難しい状況こそ、自分を削いで削いで削ぎ落とし、研ぎ澄ましつつ、でも、削いではいけないものはがっちり保つ。なかなか楽しかったですね。
でも、そんなことができたのも、このクラスの子供達と保護者さんだったたからです。やっぱり「運命」ってあるんだよなー。
ありがたやありがたや。
さあ、残り4日も楽しんで終わりましょー!