『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

やる気がないなら、やるな!?

私の勤務地周辺では、今週末や来週末に運動会を実施する学校がほとんどです。私の勤務校は来週です。

ということで、運動会の練習に取組んでいる時期です。

 

こういう行事。過去に何度か書いていますが、私は嫌いです。若い頃は好きだったんですけれど。でも、今は「運動会がなければ、ちょっとは仕事が楽なのに」なんて考えているダメ教師な私。とは言っても、あるものはある。どうせやるならイヤイヤやるより全力で子供達の成長につながるようにしないと勿体無い!と思っています。

 

若い頃は、こういう行事の練習で、ちょっとでもやる気のない子を見ると「何やってんダーーーー!!」と怒り心頭。「やる気がないなら、やるな!」なんて言ったこともあります。
でも、今はそんなことは言いません。そんな態度じゃ、ますます子供達のやる気が減衰しちゃいますもんね。とはいえ「やらなくていいよ」とも言いません。だって、教育課程に入っている学校行事なんですから。

私の基本的なスタンスは「練習ちゃんとやった方がいいんじゃない?」というもの。運動会が価値あるものになるか、成長の糧になるかはあなた次第。どうせやるなら、自分にプラスになる方がいいんじゃないの?という考えです。
とはいえ、「そうは思えない」という子もいるはずです。それでいいです。でも、怒鳴り散らすよりも、絶対に良いと思っています。だって、怒鳴り散らしたら、「怒られたくなくてやる子と、怒られてもやりたくない子と、怒られたくないのにやれない子」が生まれちゃいそうで。それよりも「意味あるものにしたくてやる子と、意味あるかどうかは分からないけどやる子と、意味があるとは思えないけれど周りがやっているからやる子」という集団にするにはどうすれば良いかを考えたいんですよね。

ということで、今日はネットりと語ったのでした。
「運動会って、俺が出るわけじゃないじゃん。運動会ってみんなのものじゃん。だったらさ、運動会の練習、メンドクセーとか言ってるより、練習した方が良くない?どうかな?」
って。ある子がある種の勇気を込めて「練習した方がいいと思います」と、小さく、でも凛々しく答えてくれました。そういう子達に支えられ、ちょっとずつ学級を積み上げているって感じですね、この時期は。