割れ窓理論ってありますよね。
割れた窓を放置しておくと、凶悪犯罪が増える。
逆に、割れた窓を修理することで、凶悪犯罪が減る。
簡単に言えば、こういうことでしょうか。
この「応用」なのか、学級経営で「小さな指導」を大切にするという考え方を時々聞きます。
例えば、忘れ物を厳しく指導すれば、あいさつや返事の指導を徹底すれば、「大きな問題」が起きなくなる、というような。
でも、私は経験上、ちょっと待てよ!?と感じています。
最近、この違和感がどんどん大きくなっていました。そこで、割れ窓理論について調べてみたら、やはり「やっぱりね」という感じ。
簡単に言えば「窓ガラスを直したら犯罪率が下がる」って話じゃないみたいですよ、窓割れ理論って。(迷ったのですが、リンクは貼らずにおきます。興味のある方は「窓割れ理論 日本語訳」で検索してみてください)
小さな問題に取り組んだからといって、大きな問題が自然と解決するわけじゃないでしょう。
問題の当事者達、つまり学級なら子供達が「解決したい」と思うかどうか。
そこが勝負の分かれ目なのだと、私は考えています。