『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

窓ガラスを直しても

割れ窓理論ってありますよね。

割れた窓を放置しておくと、凶悪犯罪が増える。

逆に、割れた窓を修理することで、凶悪犯罪が減る。

簡単に言えば、こういうことでしょうか。

 

この「応用」なのか、学級経営で「小さな指導」を大切にするという考え方を時々聞きます。

例えば、忘れ物を厳しく指導すれば、あいさつや返事の指導を徹底すれば、「大きな問題」が起きなくなる、というような。

 

でも、私は経験上、ちょっと待てよ!?と感じています。

最近、この違和感がどんどん大きくなっていました。そこで、割れ窓理論について調べてみたら、やはり「やっぱりね」という感じ。

簡単に言えば「窓ガラスを直したら犯罪率が下がる」って話じゃないみたいですよ、窓割れ理論って。(迷ったのですが、リンクは貼らずにおきます。興味のある方は「窓割れ理論 日本語訳」で検索してみてください)

 

小さな問題に取り組んだからといって、大きな問題が自然と解決するわけじゃないでしょう。

問題の当事者達、つまり学級なら子供達が「解決したい」と思うかどうか。

そこが勝負の分かれ目なのだと、私は考えています。