『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

待てない

私は、子供達が主体的に学べない最大の要因は「待てない」からだと思っています。

大人も、子供達自身も「待てない」のです。すぐに結果を求めてしまいます。

だから、教員は「言う通りに学んで欲しい」と思し、保護者さんは「先生の言うことをよく聞きなさい」と言うでしょう。子供達が「先生、どうすればいいんですか」となるのは必然ですね。

 

自分で動き出せるまでは、時間がかかる。

それが当たり前です。だから、待たなくてはいけません。

けれど、ある程度の結果が出ないと、時間的猶予を与えてもらえません。焦って手を出すとすぐに子供達は「お客さん」になってしまいます。

その辺りが苦しいなーと感じます。

 

一方で。

じゃあ、ただ待っていれば、子供達が主体的に学び、一人も見捨てない集団ができるのでしょうか。

いえいえ、そういうわけではありません。この辺が私が思う『学び合い』の「肝」ですね。

待たないと子供達は主体的に学べない。でも、待つだけでは集団は育たないんだよなあー。