第4段階=1年間を見通した学習は、とっても難しいです。さらにそれを小学校6年間とか、義務教育9年間とか、どんどん長くすればするほど、ますます見通すのが難しくなります。
例えば、国語を研究している学校が「単元の系統表」を作っているのを見たことがあります。各単元で何を指導するのか、そして、それが1年間のどの単元と関連しているのか、6年間ではどうかを一覧表にまとめたものです。いやあ、これがメチャクチャ大変そうでした。作った方々は凄い!と思います。が、自分でも作ろうとは思えないというのが正直な感想です。その労力に見合った効果が見込めないと感じたからです。
ただ単元の繋がりが、子供達の力を高めるのは分かっています。じゃあ、どうすれば効率的で効果的な繋がりを生み出せるのでしょう。
その答えは、坂内さん古田さんとの交流の中で見つかりました。
通時的な繋がりが見通しにくいなら、共時的な繋がりを生み出せば良いのです。すなわち、複数教科を繋げるのです。それが「学びのカリキュラム マネジメント」。
第4段階よりも、こっちの方が「簡単」です。そして、断然効果が高い!
私にとって、大きな大きなブレイクスルーでした。