『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

フォーラムのこと その1

昨日と今日、第12回『学び合い』フォーラムに参加致しました。

実行委員の皆様、ありがとうございました。

 

フォーラムで感じたことを記録も兼ねて書いておきます。

 

1 『学び合い』をステップアップすること

多くの方から「なおたかさんのブログを見て、単元『学び合い』に挑戦しています」と声をかけかけて頂きました。ありがとうございます。

そこで強く感じたのが、「入門編の次が必要なんだな」ということ。

例えば、「6月くらいまでは上手くいっていたのですが…。」なんて言葉も多かったんですが、そういう方にある質問をすると「はい、そうです」と皆さん、お答えになりました。

その質問とは「3人に説明するとか、3人にサインをもらうとか、そういう課題をつづけていませんか?それだと5分くらいで終わっちゃう子がいますよね?」というもの。

サインをもらう課題以外でも、私の感覚だとちょっと「親切過ぎ」な印象。

これはね、皆さんね、『学び合い』が上手くいってないわけじゃないですよね。逆です。ちゃんと集団を育てられてるんです。学級が成長してきて、課題が簡単になっちゃってるんですよ。

 

『学び合い』の入門時期を過ぎたらどうするのか。

 

これは今後、気合を入れて情報共有していきたいテーマですね。

 

2  恥じ入ったこと

シンポジウムでは街づくりに取り組む小学生、中学生のお子さんが登壇。中学生はさすがに「大人」の発言でした。また、私は小学生の言葉に私はグサッときました。そのお子さんは、どんな学校がよいか、という問いかけに「職員会議で決まったことはちゃんと守る学校」と答えたのです。

「職員会議で決まったことはちゃんと守る学校がいい」という言葉だけを聞くと、もしかするとユーモラスに感じるかもしれません。でもね、私には「先生の気分で怒ったり許したりするのをやめて欲しい。先生の気分で決めないで欲しい。皆んなで話し合ったことはちゃんと尊重して欲しい」と聞こえました。考え過ぎでしょうか。

でも、街づくりの活動をしているお子さん達です。話し合いながら活動する経験を、学校の外で積んでいるのです。話し合いの大切さを学んでいるお子さん達だと思います。

会議で決まったことをちゃんと守れない私は、大きく大きく恥じ入ったのでした。

 

3 ドリームメーカーであること

人を動かすには、夢を語ること。

初日の西川先生の講演でも、2日目の木村校長先生の講演でも、感じたことです。

 

私が西川先生の話を初めて直にお聞きしたのが、2010年の11月。今回のフォーラムの会場でもあった東松島市コミュニティセンターでの『学び合い』宮城の会でした。その時に受けた衝撃と感動は今でも忘れません。その時に西川先生がおっしゃった言葉。

「『学び合い』をやれば全てハッピーエンドになるとは約束できません。『学び合い』は魔法ではありませんから。でも、現状よりもマシなことは保証します。」

(私の記憶の中の言葉ですが、でも、それほど違っていないはずです。)この言葉に出会っていたからこそ、私はその後の2011.3.11以降を乗り越えられたのです。

 

木村校長先生も西川先生と同じように、力のこもった言葉を話す方でした。学校の行事を終わらせてから駆けつけたので木村校長先生のお話は終わりの方しか聞けなかったのが残念ですが、それでも伝わりました。

人を動かすには、夢を形づくり、そのビジョンを示すこと必要があるんだと常日頃思っています。木村校長先生の声を聞きながら、やっぱりそうなんだよなあと感じました。あの力強さ、すげー!!と脱帽です。私もまたまだ磨かなくちゃ!

 

 

とりあえず、今日はここまで。

続く、と思います。