『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

優先順位

2学期が始まって1週間が経ちました。

恥ずかしい話ですが、1週間経って、学級の当番や目標設定や他の組織作りみたいなことにちょっとずつ手を出し始めました。それでもまだまだ1学期からずっと暫定状態のままのことも沢山あります。1年間、そのままってこともあり得るかもしれません。恥ずかしいと言いつつ、まあ、それで良いじゃないかとも思っているのが本音です。

 

若い時には、最初の3日が勝負!みたいな考えを学んで、そのとおりに最初の3日で色々なことを決めまくってました。

それは「正しい」と思います。安定的な学級組織を作るためには、そういう活動を最初に決めておくというのは、真っ当な考えです。

が、最近の私は安定的な組織を作ろうとは考えなくなってきたようで。

それよりも、優先順位は「授業」。授業を通して、集団を育てていきたいのです。混沌とした組織でいいのです。どんな形に落ち着くかは、究極的には子供達の育ち次第だから。

 

始業式の直後、後輩のO先生が面白いことを言っていました。

「始業式の後から、5年と6年だけは普通に授業をやって、ガンガン勉強してましたね」

5年はO先生のクラス、6年が私のクラスです。始業式の後に「夏休みの思い出発表」みたいなことも、アイスブレイク的なこともなく、いきなり授業。バリバリの『学び合い』。もちろん、最初に心を込めて語りましたが。そうするのは、我々の優先順位では授業がトップだからです。

 

 

今日から新学期がスタートした学校も多いことでしょう。

今日や明日の活動には、その担任の先生にとって優先順位が高いものが如実に出ると思います。それは千差万別が良いですよね。私だって、その年によって多少は変化していますし。きっと「何をやるか」に正解はないでしょう。

でも、それが普段子供達に語っていることと矛盾していないか、そして、それが子供達の成長と幸せに繋がっているかは、大切にしたいなあ。

私もよく自問自答してます。

で、時々、落ち込むのです。

ここに矛盾をなくすって、結構難しいですよね。