『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

『学び合い』のセオリー

明日の校内研修に向けて、岩瀬さんから宿題を出されました。
「先生方で『学び合い』をやるから、課題を考えてね」

 

最初に思いついたのは、「学力向上策を考える」とか「学級や学校の強みを考える」とかいう課題でした。私の中で「校内研修」とか「職員向け」とかそっちに頭が向いていたのでしょう。
でも、しっくりきませんでした。


そこで原点にかえって、私が『学び合い』の課題作りで大切にしていることを思い出しました。それは

  • 課題なんて、本当は重要じゃない。

ということ。万人にぴったりな課題なんてないのですよ。でも、当たり前ですが「課題は何でもいい」わけではありません。

  • 分からないくらいが丁度いい。

というのも大切にしています。だって、分からないから聞くんです。分かって嬉しいから教えたくなるんです。「1+1はいくつでしょう。」という課題で『学び合い』は困難だと思います。

そこで、本校の職員構成を考えました。文系の人が多いのです。中高の社会・国語・音楽免許や、幼稚園・司書免許を持っている教員が多く、数学はゼロ。これは「数学の課題しかないでしょう!」ということで、明日は数学の問題で「職員『学び合い』」をやることにしました。

どんな問題にしようかな。

と悩むのはやめて、すぐに中学校数学の先生に相談!すると、めちゃくちゃ良い感じの問題を紹介していただきました。これもやっぱり『学び合い』のセオリー通りですね。多様なつながりが自分を助けてくれるのです。Y先生、感謝感謝です。

 

ちなみに、校内研修の最終的な目標は「職員間のつながり」にあります。大雑把にまとめれば、「同僚が真の意味で同僚になること」。『学び合い』の学校観につながりますよね。

私は『学び合い』を校内に無理やり広めようとは思っていません。でも、『学び合い』のセオリーに従って行動することで、学校を助けたいし、それができると信じています。そして、結果として広がるといいな。

 

明日が楽しみだなー。