良いか悪いかは別にして、「国語の授業」と言えば「文学教材」というイメージが根強いなあと思います。教育書コーナーに並ぶ国語の本も、研究授業で扱われるのも、文学教材が多いですよね。
でも、良いか悪いかは別にして、私が教員になったばかりの頃と比べると、教科書や学力テストでの扱いは減っているように思います。
平成10年の指導要領改訂の際には
特に、文学的な文章の詳細な読解に偏りがちであった指導の在り方を改め、自分の考えをもち、論理的に意見を述べる能力、目的や場面などに応じて適切に表現する能力、目的に応じて的確に読み取る能力や読書に親しむ態度を育てることを重視する。
平成10年改訂の指針より
とされていましたから、それ以降減っているのは当然なのでしょうね。
そして、おそらくこの流れは今後も継続していくでしょう。で、きっと偉大なる先輩国語教師の方々は、この流れを好ましく感じていないでしょうし、批判なさるでしょう。
あ!チャンスかも。と思います。文学教材以外で、国語の授業モデルをどう示していくかを掴めれば、それを突破口に、発信チャンネルを増やせるかも。だって、文学教材以外の授業で紹介されるのって、せいぜい説明文とか漢字ネタくらいのものなんですから。私は自分が「国語教師」という意識はあまりないのですが、多分それは、文学教材がそれほど好きではないのが原因です。ということで、話すこと・聞くことや書くことの授業について、もっと積極的に発信していこう!と思います。
というアイディアは浮かんだので、そのうち頭から消えてしまわないように、ここに書いておきます。