『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

校内研究授業

今日は、校内の研究授業で算数の授業を行いました。「並べ方と組み合わせ方」の単元です。
校内研究の文脈に乗りつつ、『学び合い』の良さも示せる授業を心がけました。そのため、一単元分の課題をまとめて出す単元『学び合い』ではなく、一単位時間毎に課題を出す『学び合い』を行いました。今日の課題は「重なりや落ちがないように組み合わせを調べる時に、自分がやりやすい方法を見つけることができる。」です。

 

導入に6分も時間がかかるという私的には大失態を犯してしまい、子供達には申し訳なく思いましたが、でも、残りの39分は思う存分、学び合っていました。
ビデオを見返して感じたのですが、6分間の導入は長すぎます。授業者自身はあっという間と感じても、学び手の意欲はダダ下がりです。
ただし、始まってしまえば、子供達はモリモリ学ぶだけ。
最近は学級の流動性がますます増してきたので「分かる?」「何か困ってない?」と聞いてくれる子も増えていますし、そういう子がいるから分からない子も安心して「分からないよー」「えー?これってどうするの?」と言えるようになっています。

授業の最後も研究の流れを受けて、まとめとして「練習問題を解き、なぜその方法でやったのか理由を書く」という言語活動の場を設定しました。それも月曜日から繰り返し行っていて、子供達には「あなたたちがただ問題を解いているだけじゃなくて、ちゃんと考えを持っていることを証明するために書いてもらうよ」というような趣旨説明を単元の最初にしておきました。『学び合い』で校内研究の授業を行う時には、どうしてもいつもと違うことを求められる場合もあるでしょう。私はその事情や目的を事前に話しておくようにしています。

 

途中の声掛けで迷いが生じたり、実は体調不良で倒れそうになったりと反省点もあるのですが、それでも、私自身としては学級の成長を実感できた授業でした。また、初めて私の授業を見た同僚からは「素晴らしい授業でした。子供達ってやっぱり力があるんですよね」という嬉しい言葉もいただけました。

午後から私が出張だったため、事後研は後日行われますが、さてさて、その時までにもうひと戦略練っておかなくちゃ。