私は「直感が当たる」ことが度々あります。子供達の様子を見て、何かおかしなところを感じ取ったり、見つけたりすることができます。けっこう当たるんです。が、これが落とし穴にもなるなあと考えています。だって、100%ってことはありませんからね。
「こうだろうな」なんて決めつけが大外れってことも少なくありません。
子供達を指導する上で、ある程度の見立てを持っておくことは、有効な場合も多々ありました。
「この子がこの問題を解けないのは、思いも寄らないことが原因かもな」
「この子が泣いている原因は、あれかもしれないな」
「この子は『友達に悪口を言われた』と言って怒っているけれど、根本的な原因はもっと根深いところにありそうだぞ」
そう考えてさらによく見たり聞いたりすることで、子供達に有効な指導ができる場合もあります。
一方、
「この子はこんな指導をすればできるようになるだろう」
「この子はこういったら泣き止むだろ」
「この子は、こういう原因で怒っているんだよね、きっと」
なんて感じで見切り発車の指導をして、空振りしたことも何度もあります。
こんな見当違いの大空振りは、児童や保護者の信頼を損なうだけではなく、傷つけることにも成り得ます。
慢心鼻を弾かる、だよなあ。ということで、自分への戒めとして書いておきます。