20代の頃には「正しい答え」があると信じていました。正しい指導方法があり、正しい学級経営の仕方があり、正しい授業がある、そんな風に考え、正しいモノを探していました。
また、初任者の頃は、私以外の先輩方は皆んな正しい答えを持っていて、私だけが知らないのだと感じていました。それが悲しく、苦しく、恥ずかしく、必死に学んだものです。まあ、その学びが今に生かされているかどうかは分かりませんが。
今は、答えなんてないし、人の数だけ正しさがあるのだと思っています。
が、時々「若さ」に触れる中で思い出してしまいます。
本当は今でも思っているんです。「人の数だけ正しさがある」というのは、逃げです。本心では「そんなの大間違いだろう!」と感じていることが山ほどあるんです。でも、片目をつむっているだけ。
ただ、20代の頃のようにがむしゃらに答え探しをする気にはなれません。
あと5か月で40代になります。40代でやるべき仕事を見定めておく必要があるのでしょう
。つむった片目を開けるべきか。
それとも、開いた片目で何かを探すべきか。