『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

卒業文集

1月中に「卒業文集」を仕上げ、印刷屋さんへ送らなくてはならない。
6年担任をやると、「卒業文集」が本当に大きな負担になる。

子供達にとっても大切だが、保護者さんにとっても「一生モノ」の思い出になる物だろう。だから、少しでも良い物を作り上げて欲しいと思う。しかも、安い買い物ではない。


なので、私は子供達にこんなことを語る。
「私にとっては、卒業生を担任するのは7回目で、卒業文集を作るのも7回目。きっと8回目も9回目もある。つまり、私にとっては、この卒業文集はそんなに大切な物じゃない。
けれど、みんなにとってはそうじゃないでしょう?みんなにとっては、小学校卒業の文集は最初で最後の物だよ。しかも、お家の人は○円も出すんだから。私だって、自分の卒業文集は今でも取って置いてある。だから、文集作りで頑張るのは、私じゃなくてみんななんだよ。」

学校で作る物のほとんどは「作らされる物」かもしれない。けれど、本当は「自分たちで作る物」であって欲しい。「より良い卒業文集」も、「より良い学級」も、「より良い人生」も、作るのは子供達自身なのだ。

もちろん、その為に私が出来ることはやってあげたいけれど、子供達の頑張りを邪魔してはいけないよな、と思う。

 

ああ、卒業文集に関して、一つ、苦い思い出が蘇ってきた。これについては、またそのうち書こう。