『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

役割分担

私は学級の中には「役割分担」があって欲しくありません。

この子がリーダー。

この子は盛り上げ役。

この子は学級のマスコット。

そして、この子は…

なんてものが決まっていたら、気持ち悪い。固定的なリーダーがどれほど集団にとって害悪か!!子供達は本当に不幸になります。

 

役割分担なんて決まっていなくていいんです。私の経験上、学級が育ってくると、役割は流動的になります。時と場合で、役割が変わるのです。役割分担があるということは、関係性が固定化し、上下関係が生じているということです。はっきり言えば「いじめ」があるのです。

 

学級の中では誰もが、場面によってリーダーになり、フォロワーになり得るのだと考えています。一見大人しく見える子が、グループを仕切る、なんてことは普通に起こります。どの子にだってあります。

なんて言うと、中には「いや、ウチのクラスのあの子は学級でリーダーになることなんか、絶対にないよ」なんて酷いことを言う人がいるかもしれません。でも、それは、教員が役割を押し付け、その子が活躍する場を奪っているだけです。

 

学級の中ではなかなかその場が無い子も、多様な場があれば、あっという間に違う一面を見せますよね。だったら、それを学級の中でも発揮できるようにしなければならない。そう考えています。