『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

あと2週間

さて、卒業まであと2週間を切りました。今年度担任している学級には、次の3つを経験させてあげたいと考えてきました。それは

  • 自己決定の経験
  • やり直す経験
  • かっこつける経験

です。

自己決定させることは、今の小学校のシステムでは非常に難しい面があります。やるべきことがぎゅうぎゅうに詰め込まれたカリキュラムの中で、無駄なく効率よく学習を進めるには、教員がお膳立てをして、教員が主導してしまいがち。その方が楽だし。楽をしたい気持ちをぐっとこらえて、時間が許すかぎり、自己決定の機会を確保してきました。

また、ぎゅうぎゅう詰カリキュラムの中では、どうしても学習が単発で終わってしまいがち。次から次へとやるべきことが襲ってきて、立ち止まったり振り返ったりする余裕がなくなってしまいます。だから、子供たちが復習する時間をどうやって確保するかに腐心してきました。

そして、「かっこつける経験」。これは、「自分が今、どういう状態なのかを自分自身で捉え、同時に、自分をどうしていきたいかを考える経験」と言ってもいいでしょう。他人の目を気にするとか、空気を読むとか、そういうこととは全く別です。逆です。自分をちゃんと自分でコントロールしようよ、他者(それは、教員や親も含めて)に命令されたり操られたりしたら嫌でしょ?ということ。

 

この3つが今年、十分にできたかと言われれば、反省点も多々あります。だからと言って、残り2週間で急に慌てたように取り組んでも効果はないでしょう。
残り2週間の「まとめの仕事」は、今までやってきたこと矛盾することなく繋がっていくように、1年間の取り組みが結実するように、丁寧に取り組んでいきたいですね。