今日は勤務校の卒業式でした。
私にとっては、7回目の卒業担任ですが、子供たちにとっては、最初で最後の小学校卒業。「慣れ」や「惰性」で卒業の準備をしてしまわないように注意を払って過ごした1年間でした。
今年のクラスも、日々、素敵なドラマが起きたので、今年の卒業式は泣くぞ!と思っていたのですが、やっぱり今年も泣けませんでした。
泣けない理由は分かっています。
一つは、子供たちの姿を見ていると、誇らしい気持ちが湧いてくるからです。寂しさや感動よりも「どうだ!ウチのクラスはこんなに立派に成長したんだぜ!」という気持ちが先に立って、涙が出てきません。
もう一つは、申し訳ないからです。今年のクラスも素敵はクラスに育ちました。でも、それは私の力よりも、子供たちの頑張りが大きい。私がもっと良い先生だったら、この子たちがはもっと伸びたんじゃないか。私が担任じゃなかったら、もっと成長できたかもしれない。そういう気持ちが、どうしてもぬぐいきれません。だから、感動よりも、申し訳無さがムクムクと湧いてきます。
誇らしい気持ちと、申し訳無さを抱えて、今年も卒業式が終わりました。私の力不足は分かっています。でも、どの子も、中学校や高校、大学、社会人となってからも、幸せとなることを、心の底から祈っています。
卒業、おめでとう。