『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

任せるために必要なこと

私が『学び合い』で大切にしていることは、「がっちり握り、すっぱり放す」ことです。

 

がっちり握るとは、学級全体に揺るぎない価値観を示すこと。すっぱり放すとは、任せたからには余計な口出しはしないことです。

ただ、必要であれば口出しをします。必要かどうかは、学級に示した価値で判断します。

 

じゃあ、私が示す「価値観」とは何かというと、それは「学校は勉強するところ。勉強しようぜ!楽しいぜ!」。

みゆき会の3人は基本的に考え方も方法もバラバラなのですが、ここが最も共通しているのだと思っています。古田さんは「かしこくなる」という言い方をします。坂内さんは「授業そのものが学校」というようなことを言っています。表現の仕方は個性が滲みますが、まあ、バラバラみゆき会あって、この価値観は近いんじゃないかな。

ということで、今日も学級で「勉強せい!」という話をしました。私が心からそう言えるのは、実は、勉強ができなかったり、間違ったりしても別に構わないと思っているからです。少なくない教員が、「できないこと」を恐れ過ぎ、その結果、勉強せい!と言えなくなっているように感じます。

勉強ができないことは、悪ではありません。でも、学校では勉強した方がいい。というか、勉強しないと損ですよ。勉強した方が絶対に得。この感覚が分かってもらえるかなあ。