私は、初任校も2校目も、複数学級ある学校に勤めました。力不足の20代を学年の先生方に助けて頂きながら過ごせたことは、非常に幸運だったと思います。20代の頃は「その辺のアンちゃんがふらっと学校に来たようだ」と評されてきた私ですから、同学年の先生方には本当にお世話になりました。
特に、じっくりと授業について教えてくださる先輩に恵まれたことが、今の私の仕事のスタンスに大きく影響していると思います。
3校目に転勤した後は、4校目も含めて9年間を単学級で過ごしました。ある程度仕事を覚えた上で単学級となったことも幸運だったと思います。20代だったら「仕事をこなす」ことで精一杯だったでしょう。30代になっていたからこそ、自分一人でやらなければならない状況を楽しめました。
現在、5校目では久しぶりに複数学級の学校です。昨日も書きましたが、チームの良さを感じながら仕事ができています。
そこで、ふと、こんなことを感じました。
一人の良さも、チームの良さもある。時には一人で、時にはチームで、と自分で選びながら仕事をできたら効率がいいだろうな。でも、そんなこと無理だよなー。
が、また、ふと思いました。
ウチのクラスはそうなってるじゃないか。一人でやるか、チームでやるか、それぞれが選んでいるじゃん。小学生にできて、教員にできないってことはないよなー。
そう考えると、教員が選べることって、意外と多いようにも思います。もちろん、もっと自由に選べればいいけれど、でも、現状でもなくはない。自分で自分を縛ることなく、考えて、選んで仕事をしていきたいですね。