『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

酔ってないよ。

『学び合い』を始めたばかりのころは、課題にこだわりました。どんな課題なら子供たちが学び合えるか、さんざん悩みました。

けれど、続けていく中で、課題はそれほど重要じゃないことが分かってきました。極端な言い方ですが、どんな課題でも学び合えるのです。そんなに素晴らしい課題でなくて良いのです。学習内容を数人が理解してくれれば、何とかなりますから。
けれど、「何でも学び合える」からといって「何でも学び合う」とは限りません。学級は担任の鏡です。私が手を抜けば、子供たちも手を抜きます。

そこで「まずい」と気付けるかどうはかは、「愛」だよなと思います。
課題のレベルは、教員の専門性や知識量も重要かもしれませんが、でも、それだけではないと確信しています。最終的には「愛」だとしか思えません。

 

というと、以前から何度も、「じゃあ、『学び合い』がうまくいかない人は、愛が無いというのか!」とか「知識や技術は努力で身につけられるけれど、愛と言われたらどうしようもない」とお叱りを受けてきたのですけれど、それでも声を大にして言いたいのです。

 

愛ですよ。

 

そして、若い先生方は、これこそを伝えたいのです。児童への愛は、努力で育めると思うんです。私も最初から、子供たちをこんなに愛せはしなかったのですから。教員として悔しい思いをし、自分の無力さや情けなさに打ちのめされながら、ちょっとずつ子供たちを愛せる教員を目指してきました。もちろん今も、その途中です。

『学び合い』は心で行う教育だと言う人がいます。私もそう思います。もし、自分が上手くいかないと感じているなら、愛を育んで欲しいのです。

 

なんてことを、酔ってもいないのに書きたくなったのは、なぜでしょう。
今日は何となくそんな日だったのです。