『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

価値観づくり

『学び合い』による授業の初期、ざっくり言って4月から5月。私は「集団が有能さを発揮できる状態」を作ることに力を注ぎます。それはいわゆる集団づくり・関係づくりというだけではなく、価値観づくりとでも言うべきでしょう。

集団の中に、『学び合い』のセオリーに基づく価値観を撒く時期です。

例えば、朝の会で、私の話をちゃんと聞いていない子がいたとします。その子は、2時間目の体育が体育館なのか校庭なのか分からない。で、

「先生、体育はどこでやるんですか?」

と質問にきたとします。そういう時に私は

「朝話したから、友達に聞いとけよー」

と言います。ちゃんと聞けたら、例えば

「友達が教えてくれたから、先生に怒られずにすんだねー」

なんて言います。その子が聞く前に誰かが教えてくれる時もあります。そんな時には

「やさすぃーねー」

といった感じで褒めます。

友達に聞けなかったら

「体育館だよー。誰か教えてあげてよー」

なんて言います。まあ、言い方は重要じゃないのです。どんな言い方であれ、「先生の話はちゃんと聞けよ。でも、先生の話を聞いてなかったら、友達に聞けばいいよ」という私の考えをこうやって示すのです。

 

自分で書いてて思いますが、これってなかなか難しいですよね。時間がかかります。しかも、4月、5月と種を蒔き、やっと7月くらいに芽がでるかな?と思うと夏休み。はっきり言って枯れてますよね、出た芽も(笑)

ですから、二学期は種蒔きから再スタートです。でも、確実に芽は出ます。一学期に土壌はできていますから。

金曜日から二学期がスタートします。この土壌を生かすためにも、私は4月と同じことを語ります。

「みんなで日本一のクラスになろうぜ!」

そのためにも、授業の準備は明日と明後日に済ませておかないとね。ああ、頭が切り替わらない!!やらないとなー。