『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

立ち位置

人の振る舞いって、相対的なもので決まると感じます。少なくとも、私自身の職場での立ち振る舞いは、周囲との関係で変化してきたと言えます。しかも、「関係性が良い・悪い」というよりも、年齢構成や男女比といった自分では変えられないものに左右されることがほとんど。まあ、自分で変えられることは変えていますから、最後の最後は、自分ではどうしようもないことが残るのは当然ですね。

少し前までは、それが嫌でした。もっとこういう仕事をしたい。こういう役割を与えて欲しいのに。そう憤っていた時期もあります。

でも、少しずつそれも変化してきました。そんなことを言っても生産性は下がるだけ。良い仕事はできません。やりたい仕事があるのなら、それを与えられるのを待つんじゃなくて、勝ち取らなくちゃいけないんですから。憤っているよりも、力を蓄え、いつかは打ち勝つことを企んでいる方が楽しい!

こんなことを考えるようになったのは、ここ数年で、自分の一回り以上歳下の先生達と働くようになったからでしょう。若い先生方の姿を見ていると、若い頃の自分と対比され、見えてくるものがあります。自分には出来なかったことをやっている姿を見て反省したり、自分がやってきたことを思い出したり、経験の価値を再認識したり、そんなことが起きました。

 

きっと子供達の立ち振る舞いも似たような面があるのでしょう。あの子があんなことをするのは、周囲との関係のせいかもしれません。自分ではどうしようもないものに左右されているのかもしれません。そう考えると、ちょっと温かい気持ちで子供達を見ることができます。同時に、それに打ち勝ち、乗り越える力を身に付けさせたちと願っています。また、それができない子もいますが、そういう子には、打ち勝てる子と繋がって欲しいと考えています。