『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

「ちゃんと」勉強する

「ちゃんと」勉強するってどんなことなのでしょうか。

 

じっと座っている。黙って話を聞く。ていねいに文字を書く。

 

そういうのが「ちゃんと」勉強している姿だ、というイメージが私の中にもあります。私も結構、普通のことも考えてるんですよ?

フラフラと歩き回っているよりは、黙っている方が「ちゃんと」して見えるし、ベラベラとお喋りされているより黙っている方が「ちゃんと」聞いているように感じられるし、乱雑な字よりていねいな文字の方が「ちゃんと」頭に入っているような気がします。

 

でも、必ずしもそうだとは言えないんですよね。じっと座っているけれど、別のことを考えていたり、黙っているけど睡魔と戦ってるだけだったり、ていねいに書いているけどポイントがずれたメモだったり。そんなことだってあるでしょう。

だから、「ちゃんと」した勉強かどうかを、そういう、分かりやすい指標で判断するのは無理があるんでしょうね。

 

じゃあ、「ちゃんと」した勉強ってどんなものなんだろう。

と考えると、私は

「その勉強は、あなたの成長に繋がりそう?あなたの幸せに繋がりそう?」

と子供達に問いたくなるのです。じっと座って、黙って話を聞き、ていねいにノートを書くいて過ごす。でも、それだけじゃ足りないよね?じゃあ、どんな勉強しようか。と子供達と一緒に考えたいのです。

 

キャリア教育を日常の授業で行うって、そういうことだとも思っています。