『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

影響力

自分に甘くなりがちな私は、良い影響に関してばかり意識して、悪い影響は考えないことにしがち。

「この子はどうして、これができないんだろう」

なんて言ってしまうことがあるけれど、もしかしたら、私ができなくしているのかもしれないのに。担任が児童に与える影響に関して、もっとシビアに考えなくてはいけないんですよね。

 

今日、自分が子供達にどんな影響を与えているのかをゆっくりじっくり客観的に考えてみたら、マイナス面が非常に大きいことに気付きました。最近落ち着かないあの子は、私に叱られて下がった評価を取り返そうと、必要以上にハイテンションなのかもしれません。最近元気がないあの子は、私に「頑張ってるね」と言って欲しいのに言ってもらえなくて落ち込んでいるのかもしれません。

その子達に色々と言い訳したいことはあります。でも、そうさせているのは、もしかしたら私かもしれないのだと思うと、余計なことをし過ぎてしまったら、逆効果だろうなとも感じます。

 

こういう時は、個にこだわりたい気待ちをちょっと変えて、集団全体への関わりを見つめ直すようにしています。

ハイテンションなあの子に注目せず、集団全体をもっと見るようにしなくちゃ。元気のないあの子を「褒める」のは、私じゃなく集団の役割。「お互いの頑張りをちゃんと見られるクラスって素敵だよね」と明日は語ってみようかな。

 

担任の影響力を個に向けると、ロクなことがない、というのが私が経験から学んだことです。それよりも、集団に向けていく。簡単なことではないけれど、もう一度、ちゃんと意識してやっていこうと思います。